記事はまず、強国になるには必要条件があると分析。豊富な資源、大きな国土、十分な人口、それに団結力が必要だとしている。これに加え、過ちを犯し続けない統治者と、強国が近くにないか、近隣の強国が友好的という環境も必須だと主張している。
この条件から言えば、日本は条件を満たしていないのに強国の仲間入りを果たしたことになる。記事は「日本は国土が小さく、地震が多く、天然資源も多くない」としながらも、弱点を補うだけのものを持っていたと伝えている。それは人口が比較的多く、教育も普及していたため民度が高く、質の良い労働力が存在していたこと、団結力があり、政治・経済ともに優秀な人材が揃っていて、鉱産資源も石炭など一部は自給自足できるほど採掘できていたことが要因だと指摘した。
この点、常夏の東南アジア諸国は食糧資源が豊富という強みがあるが、人びとの団結力は日本ほどはないと主張。さらに経済ヒエラルキーの頂点を勝ち取った華僑など実力者の影響力を嫌い、政治も経済も不安定だと主張した。
では、これら東南アジア諸国が将来強国になる可能性はあるのだろうか。記事は、「一番潜在力があるのはタイ」ではないかと分析。「もし戦乱を避けられれば、数百年後には強国になっている」可能性があるという。
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