中国のポータルサイト・百度に3日、「日本の宇宙開発分野の発展で、世界の宇宙大国トップ3から転落したのは中国、米国、ロシアのうちどの国か」とする記事が掲載された。

 記事は、科学技術の発展に伴い、人類による探索の対象は今や地球から飛び出して宇宙空間にまで拡大したと紹介。
また、地球上では資源がどんどん減少しており、人類が末永く発展していくために各国が宇宙開発を非常に重視していると伝えた。

 そして、宇宙分野ではこれまで米国、中国、ロシアが世界をリードしてきた中で、近年日本が目覚ましい勢いで発展していると指摘。米国で先日発表された、各国の宇宙開発の成果から判断した新しい宇宙大国ランキングにて日本がトップ3に名を連ねたと紹介し、先日小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から大量のサンプルを持ち帰るという大きな成果を挙げたことなどが飛躍の要因になったと説明している。

 その一方で、かつて宇宙開発の「ビッグ3」の一角だったロシアが日本から追い出される形になったとし、その背景には深刻な経済問題により、航空宇宙事業を思うように発展させることができないという背景があると紹介。ロシアでも近年新たなロケット発射プロジェクトが試みられているものの、成功を収めた事例は決して多くないとし、「米国がロシアと日本の位置を入れ替えたというのも決して不思議なことではないのだ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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