この中国人配信者は日本と中国の学校教育の大きな違いとして、まず「給食」を取り上げた。子どもたちが自宅に帰って昼食をとるのが一般的な中国とは異なり、日本では昼食として給食が提供される学校が多いことを紹介し、「生徒の家庭状況に関わりなく、どの生徒にも同じ量、同じ内容の給食が均等に配分される」点がすばらしいとした。
さらに、給食は子どもたちが当番制で担当していることを指摘、子どもたちに責任感を育ませる点でも大きな効果があることを紹介し、これは授業が終わった後に生徒たちが行う「掃除」にも共通していることであると強調した。
また、日本の学校では「係活動」があり、クラスの生徒はすべて何らかの係となり、他の生徒のための活動を行うと紹介。日本では中国の学校で往々にしてみられる「特権階級意識」が存在せず、子どもたちはみな分け隔てなく掃除を行い、係を担当するのだと論じた。
記事は、中国の教育にはない日本の教育の特色は「子どもの生涯を支えるであろう、大切な道徳感の形成にある」と表現し、こうした特色ゆえに「中国人の親たちが日本に来たがるのもうなずける」と主張、人間性の育成に重点を置く日本の教育を評価した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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