中国のポータルサイト・百度に23日、「どうして日本の子どもたちは食事を残さず食べ、偏食しないのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本では子どもたちの健全な食習慣を育む上で学校給食が大きな役割を果たしていると紹介。
学校給食は政府が衛生管理や栄養管理などについて厳しく詳細な基準を定めているとした。

 そして、学校給食では1日に必要とされるエネルギーの33%、カルシウムの50%、タンパク質やビタミン、ミネラルの40%が摂取できるようにすること、1食当たりの塩分を3g以下に抑えることなどが方針として示されていると伝えた。

 また、各学校には毎日の献立を考える栄養士が配備されており、方針で示された数値や現地の状況、児童や生徒の状況を鑑み、栄養バランスが整った、バリエーション豊かな給食の献立が作られると説明。その内容は月単位で献立表として事前に発表され、保護者も子どもたちが学校でどのようなお昼ご飯を食べてきたかが分かるようになっていると紹介した。

 さらに、学校給食は単に栄養を摂取するだけでなく、教育の一環という意味合いも含んでいるとし、好き嫌いに関わらず出された給食は残さず食べることが原則として求められると紹介。事前に申告がある各種アレルギーを引き起こす食材を除き、給食を食べ切るまで昼休みに入れないのだと伝えた。


 その上で、嫌いなものでもがんばって最後まで食べさせる指導などにより子どもたちの偏食は改善されていき、バランスの良い食事を摂ることによって健康が増進されるのだと評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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