中国のポータルサイト・百度に12日、新型コロナウイルスの感染が収まっていない日本において、なぜか「コロナ前」よりも売れ行きが好調な商品について紹介する記事が掲載された。

 記事は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大から1年余りが経過し、さまざまな産業が程度こそ異なれ影響やダメージを受けたと紹介。
一方で、新型コロナの影響で売り上げが激増した商品もあるとして、その一部を紹介している。

 まずは、砂だ。外出の自粛や在宅ワークの普及に伴って家にいる時間が増えたことで「庭いじり」に人気が集まり、土や野菜の苗などとともに園芸用の砂もよく売れているとしたほか、子どもが自宅で遊ぶために砂を購入する人も多くなっていると伝えた。

 次に、工具のペンチ、特に安全性に配慮されている子ども用のペンチがよく売れていると紹介。やはり外出が自由にできなくなった子どもたちの多くがプラモデルなどの工作に取り組むようになり、作業に欠かせないペンチの需要が高まったとしている。

 さらに、缶ビールが入った段ボール箱などの重いものに張り付けると軽く持ち上げることができるようになる、「タックハンドル」と呼ばれる簡易取っ手も売り上げが伸びたとし、買い物の回数を減らして一度にたくさんの物を買う習慣が浸透することにより、荷物を持ちやすくする便利アイテムが人気を集めていると紹介した。


 そして最後に、食べ物の代表としてバナナとニンニクに言及。バナナは昨年の輸入量が過去最高レベルに達しているとし、新型コロナ禍の中で人びとの健康意識が高まり、栄養が豊富で健康によいというイメージがあるバナナに注目が集まっていると説明した。また、ニンニクについてはこれまで口臭が気になるということで敬遠される傾向にあったものの、外出の機会が減ったこと、常にマスクを着用することから口臭に気を遣う必要性が薄れ、思う存分ニンニク入りの料理を楽しむ人が増えたようだと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
日本の製造業が強さを保っている5つの理由 
この先日本が活路を見出すための、7つの「中国的」提案=中国メディア
日本の農業が世界先進レベルと言われる理由はどこにある? 
中国を征服しようとしていた国は、日本だけではなかった!
日本のマンガに出てくるウマそうな食べ物は、みんな「ホンモノ」だった!