サッポロビールが展開する「ヱビスビール」「同プレミアムエール」「同プレミアムブラック」の缶製品が好調だ。

「ヱビス」3品は1月製造分から刷新。
2月単月の缶は前年同月比120%を超え、2月まで累計でも110%だった。

昨年は巣ごもり需要をとらえて「黒ラベル」缶が好調だったが、「ヱビス」も130周年をフックに露出を強化したことなどが奏功し、缶商品は102%と成長した。

同社では、消費者の「プレミアム」に対する価値観はステイタス志向から主観的幸福を重視する「パーソナル志向」へ変化しており、これからのビールには多様性とパーソナルな楽しさが求められるとみている。今年は特にビールでプレミアム化を図り、課題であった「ヱビス」の再成長を目指しているところだ。

これらを踏まえ、ブランドのコンセプトを「ひとりひとりの彩りあるビール時間を創るブランドへ」に刷新。1月の3品刷新はその第1弾だった。

3月9日には「3Dヱビスビール記念館」をスタート。これはヱビスビール記念館内部の様子や展示物をデジタルで閲覧できる取り組みだ。

3月30日には「同プレミアムホワイト」を投入。上半期の取り組みの一環として、春夏の季節に合う味わいと楽しみ方をホワイトビールで提案し、ブランドの再成長を目指す。
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