日清食品は今月から順次、レギュラーサイズの「カップヌードル」に使用しているプラスチック製のフタ止めシールを廃止。シールがなくてもしっかりフタが止められるよう開け口を二つにした新形状の「Wタブ」に切り替える。対象はレギュラータイプで、ビッグサイズには引き続きフタ止めシールが付くという。

今回のフタ止めシールの廃止は、廃プラスチックによる環境問題に対応するため。同社によれば、「カップヌードル」レギュラーサイズで1年間に使用されるフタ止めシールの重さの合計は33tにもなるという。フタ止めシールを廃止することで、こうしたプラスチック原料の削減につなげる狙いだ。

今年で発売50年を迎える「カップヌードル」。フタの形状変更は発売以来初めてというが、新たに採用するWタブは、開け口を二つに増やすことで、フタ止め感はアップしたとのこと。同社では、フタ止めシールの廃止と新形状のフタを紹介する動画「開け口2つになりました篇」を公開中(=動画)。

日清食品は、「カップヌードル」を通して「食の安全・安心」「環境」「防災」「健康」「社会」「労働環境」などのあらゆる課題に向き合い、地球と人の未来のためにすべきこと、できることに今すぐ取り組んでいく「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクトを展開しており、今回の取り組みも同プロジェクトの一環。同社では「発売50年目に大きく生まれ変わった『カップヌードル』は、これからも進化を続けていく」としている。

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