「昨年は在宅時間の増加により、家庭内で嗜好飲料を楽しむ機会が増え、スティックコーヒー市場が好調。カフェラトリーも拡大し、一人当たりの購入杯数は市場以上に拡大した。背景は在宅時間が増え、くつろぐ時間を楽しみたいというニーズが高まっている中で、豊かな泡立ちと本格的なカフェの味わいを手軽に楽しめることが評価された」とリテールビジネス部の酒井泳子氏は語る。そこで「ブレンディ カフェラトリー スティック」の濃厚シリーズとして、ミルクカフェラテをはじめとするミルク入りの泡立ちフレーバーを全面リニューアルする。「泡までおいしいカフェラテが特徴で、引き続き北川景子さんを起用し、泡の質感にフォーカスした新CMを制作中で、最需要に合わせて製品価値の伝達を図る」。
1日から新シリーズ「ブレンディ カフェラトリー スティック ザ・カフェラテ」と「同ザ・キャラメルラテ」を新発売する。カフェ専門店で飲むカフェラテ、キャラメルラテの味わいを追求し、厳選したアラビカ種コーヒー豆を100%使用。素材の味わいを最大限ひきたてるために甘さはひかえめにしており、豊かなコクと香りに加え濃厚なミルク感(ザ・カフェラテ)、香ばしいキャラメルのビターな風味(ザ・キャラメルラテ)が楽しめ、「スティックコーヒーの概念が変わる味わい」に仕上げた。
「一番しぼりキャノーラ油」700g紙パック(J-オイルミルズ) J-オイルミルズは、8月下旬から紙パックを採用した環境配慮型の「一番しぼりキャノーラ油」700g紙パックと「純正ごま油」500g紙パックを発売した。
同社によれば「近年の家庭用油脂市場はオリーブオイル、ココナッツオイル、アマニ、こめ油が伸び、健康や美容などサプリメント的に摂取されている。結果的に1千500億円を超える大きなマーケットになり、健康志向に乗って油の健康価値が評価され市場が伸びている」(鈴木篤史油脂事業部家庭用部長)。
そこで同社は秋冬商品で「油に新しい価値を取り込む」。新製品には環境と生活者仕様にも配慮。紙パック採用でプラスチック量を6割削減し、使い勝手が良いダブルキャップの採用により、大量・少量の注ぎ分けができるようにした。「これまで家庭内での揚げ物は敬遠されてきたが、コロナにより家庭での揚げ物が増加」。また、酸素バリア性と遮光性に優れた容器素材により賞味期限2年を実現し、期限延長により食品ロスの削減につなげるなど、社会課題の解決を目指した新製品により新たな価値を訴求する。
また、「オリーブオイルエクストラバージン」の中容量(326g)鮮度キープボトルも発売した。