
これまでのアピタ守山店は、直営の食料品、消耗品売場とテナントの草叢BOOKS、GU、ABCマート、スターバックスコーヒーなど約30店で構成。通常は高年齢層が多く利用していたが、土・日曜は、テナントの利用を目的に若年層やニューファミリー層も来店。しかし、食品売場では思うように売上が伸びていなかった。
今回のリニューアルでは、ユーストアを導入することで日用品・消耗品をなくした分、食品を充実したほか、ディスカウント価格でも若年層、ニューファミリー層の利用拡大を図った。
売場では青果、精肉、鮮魚、惣菜の生鮮4品を強化。直営の鮮魚専門店「魚優」では寿司をはじめ、焼き魚、煮魚なども用意、冷凍魚のコーナーも拡充した。
テナントのカネ美食品では、韓国料理で人気のキンパ、ヤンニョムチキンなどをはじめ、天ぷらや揚げ物、焼き鳥などを並べている。
精肉コーナーでは、アピタ・ピアゴで人気の悠然鶏、悠健豚などのブランド肉のほか、国産商品を豊富に取りそろえた。ニューファミリー層向けの大容量商品も増やした。
大幅に拡大した冷凍食品売場(アピタパワー新守山店) 冷凍食品売場も大幅に拡張、アイスコーナーは改装前から約4倍に広がった。
一方、ドン・キホーテでは、食品売場でなくした日用品、雑貨などをはじめ、家電、化粧品など5万アイテムをそろえ、ニューファミリー層、若年層のさらなる取り込みを図った。ユーストアとのすみ分けのため、食品は輸入菓子、健康食品に特化している。
売上目標は、ユーストアで改装前の30%増、ドン・キホーテ部分を含めて改装前の80%増を目指す。また、ユニーでは今期11店舗の大型改装を予定しており、1か月に約1店舗のペースで改装を進めていく考え。