新設する物流センターは楽天西友ネットスーパーの物流センターとしては最大規模となり、ドライ、チルド、フローズンの3温度帯で最大4~5万アイテムを保管可能。搬送などの自動化設備を導入することで、倉庫内作業の効率化も図る。これにより当日配送枠を拡充し、首都圏における供給能力の強化を図る。
同ネットスーパーは現在、千葉県柏市と神奈川県横浜市の物流センターと、実店舗から配送しているが、2021年1-3月の売上高は前年比29.9%増、4-6月は同28.4%増と伸長している。
コロナ禍でニーズが拡大しているネットスーパー。現状、エリアや立地条件などにより進捗に差があるが、首都圏などの人口密集地については「高いコストを払ってでも時間を節約されたいという方が多いのではないか。物流コストは避けられない。配送当たりの単価をいかに上げられるかが勝負」(大手SM)というように、エリアを含めた効率的な運用が課題となっている。