
このほどオンラインで発表会を開催。
同社商品別の販売実績は、「ミニオン」とのコラボパッケージを展開した「日清の太麺焼そば」「日清のそのまんま麺」が好調だったほか、「食べログ 百名店」シリーズの新商品「麺屋ようすけ コク旨醤油」「むさしのエン座 肉汁つけうどん」の売れ行きが良かった。新規開拓として、生麺でありながら独自製法で常温保存可能にした製品群をオンラインストアやサービスエリアなどの販売チャネルに展開した。
開発方針は延安良夫取締役マーケティング部長が説明。「コロナ禍の20~21年を経て、食シーンの変化やニューノーマルの定着が見られる。アフターコロナに向かう中で消費者マインドは非常に複雑化している」とし、「22年秋冬は今後の変化を見据えて新たな市場創造に取り組む。
①成長カテゴリーへの注力(=プレミアムライン)
②停滞カテゴリーの活性化(=コモディティライン)
③新規カテゴリーへの挑戦(=4K〈簡便・個食・健康・環境〉+常温)
の3点をテーマに開発した」などと語った。
「行列のできる店のラーメン クリア豚骨」(日清食品チルド)プレミアムラインのうち、主力ブランド「行列のできる店のラーメン」にはトレンドの“淡麗系極旨”を取り入れた「鶏しょうゆ」と「クリア豚骨」を追加する。好調な「食べログ 百名店」シリーズでは「博多一双 濃厚博多とんこつ」を商品化。
停滞カテゴリーの活性化策として、「日清のラーメン屋さん」を大幅刷新。カット野菜などと一緒にフライパン調理できる簡便性を前面に打ち出し、ユーザーの嗜好に合わせ(博多風豚骨を除く)麺をストレートタイプに変更した。パッケージは白を基調としたデザインに一新。また「日清の太麺焼そばSTRONG特濃ソース」を新提案。従来の焼そばジャンルになかった高価格帯商品を投入し、需要を刺激したい考え。
さらに、新規カテゴリーの開拓に挑戦。常温展開できる「鍋焼 日清ラ王」に「シビ辛担々麺」を追加し、若年層の需要を見込む。新たに瓶詰の「ちょい足しの達人 シビ辛 麻辣大豆ミート」を投入することも注目材料。
一方、20年9月から地球環境に配慮した「eco麺プロジェクト」を推進。