
店舗全体(872㎡)の5割弱を占める424㎡に約1千500品目を陳列。
同日に記者会見と内覧会を実施し、後藤俊哉取締役専務執行役員商品担当、西野克執行役員MD改革本部長らが出席した。
後藤俊哉取締役(イオンリテール)新業態を展開する背景には、冷凍食品の需要拡大がある。同社では直近の冷食カテゴリー売上がコロナ禍以前に比べて3割以上も増加。「好調な冷凍食品に注力することで、新たな成長や業態を実現できる可能性を感じている。ただし、既存の店舗内で提案するにはスペースの限界がある。フローズンの提供価値を上げるには個別に切り出して探っていく必要がある」(同社)と判断した。
「@FROZEN」のビジョンには、冷凍食品が持つ「優位性」「利便性」「専門性」の追求に加え、新MDとして「豊かさと美味しさ」「グローバルな食体験」を掲げた。
売場は用途に合わせて3つにゾーニング。「Cook」では下ごしらえが済んだ便利な冷凍食材を約300品目。「Heat」では温めるだけで楽しめる専門店の本格メニューなど約800品目。「Eat」では洋菓子の名店スイーツなど約400品目を並べた。

加えて、イオンならではの「picard(ピカール)」75品目、トップバリュ230品目も品揃え。従来にない圧倒的なラインアップで既存の売場とは差別化を図った。さらには隣接するイオンスタイル新浦安のネットスーパーと連動させ、より多様なニーズに応えていく。
具体的な販売目標は明らかにしていないが、同店舗における売上のうち冷凍食品で約3割を見込む。また今後の出店については新業態の動向を見極めたうえで検討する。