
ソーセージ・ウインナーでは、主力のシャウエッセンシリーズから「夜味」を出す。
ウインナーの食卓出現構成比は、朝食が約6割で、弁当需要と合わせると8割を占めており、夕食・夜食需要は1割弱にとどまっているのが実情だ。そこで同社は夕・夜の消費を訴求するべく、濃厚スパイスの「夜味」を10月1日から新発売し、ご飯に合う濃いめの味付けで男性ユーザーをメーンターゲットに開拓していく。
「シャウエッセン 夜味」その他のソーセージからは、発売30周年の「アンティエ」シリーズの新商品「アンティエ BLACK」を9月1日~11月30日までの3か月間限定で販売している。味は「秘密のスパイス味」。ソーセージの色は竹炭による黒色の奇抜な仕様で、パーティ需要に好適。20~30歳代をメーンターゲット層に需要の底上げを図る。また、小売店のブラックフライデー企画にも対応する。
調理加工品からは「肉汁滴るハンバーグ」を9月1日から新発売し、ご飯に合わせた提案を行っていく。市場のハンバーグ製品には少ない「素焼き」タイプなので、たれの味付けはないことから、原料肉のおいしさ、肉汁のジューシーさをしっかり味わえる。調理はレンジアップで約2分と簡単。
これらを含めた今秋の新商品は6品、リニューアル・再販品は7品。商品数は例年より絞り、主力ブランドに注力している。
主力ブランドの一つ「中華名菜」は、季節商品「白菜クリーム煮」の再投入、新商品「鶏から揚げの豆鼓炒め」などであらためてご飯需要に提案する。
またSDGsの観点から賞味期限延長、プラ削減など環境負荷低減の取り組みを、各商品で引き続き強化した。