赤塚小学校では「児童が様々な分野のプロである企業とかかわることで、企業視点の発想から学び、気づきや発見のきっかけを得て欲しい」との想いから、昨年度より食品メーカーなどと連携した取り組みを行っている。
発表会に先立ち、10月3日に社員が同社の概要、商品(冷凍食品、パックごはん)の特徴、栄養バランス、食の安全などに関する授業を実施。その後、児童はレシピの作成や調理実習で学びを深め、発表の場に臨んだ。
当日は約100人の児童が体育館に集合。グループに分かれ、スライドを使った寸劇や発表で自分たちのレシピをアピールした。審査のポイントは栄養バランス、見た目、おいしさ、時短の4点。
その結果、テーブルマークの社員4人が特に評価したグループのメニューを紹介。マーケティング戦略部の小島汐里氏は「時短のために火が通りやすい食材を選んでいた」、BEYOND FREE推進室の松崎聖也氏は「野菜がおいしく食べられて彩りのよいメニューが好印象」、商品開発部の児玉梨佳氏は「食べた後の片づけまで時短にこだわっていた」、経営企画部の坪内佳奈氏は「栄養バランスだけでなく栄養素の効果まで調べていた」などと評価の決め手をコメントした。
参加した子どもたちは「調理実習のメニューを初めて自分たちで考えて楽しかった」「パックごはんを使えば時短調理になることを知れて良かった」などと感想を話した。