不二製油グループ本社は4月1日付で、大森達司上席執行役員が社長執行役員最高経営責任者CEOに就任する。酒井幹夫社長は代表取締役社長補佐に就く。
6月下旬の総会後、大森氏が代表取締役社長に就任、酒井氏は退任する。

同社は4月1日付で「不二製油株式会社」に社名を変更する。これまでのHD制から事業持株会社制に移行し、新中期計画をスタートすることにあわせ社長交代を決めた。

新社長の大森氏は60年生まれ、64歳。83年明治学院大卒。17年から国内事業会社の不二製油社長を務めてきた。

新・不二製油の社長就任にあたって、歴史的なカカオ相場高騰の影響を受けた「米国ブラマー社の課題を重く受け止めている」としたうえで、「他のグループ会社の事業は順調に成長しており、チョコレート用油脂やコンパウンドチョコレートなどの強みをさらに伸ばしていく。高収益な事業を生み出し、事業の入れ替えも進める」とコメントした。
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