令和7年度のブロック会活動は共同宣伝事業として、6月下旬に秋田県佃煮組合による「佃煮の日キャンペーン」を支援するほか、年度内で実施する都内やその近県への子ども食堂への商品寄贈事業、イオンモール浦和美園などで開催するイベント・フェアでの煮豆無償配布を予定している。また10月16日から5日間、くるみの産地視察などを目的とした米国・カリフォルニアへの研修旅行を予定している。
菊池会長は「あらゆるコスト上昇が止まらない。小売店に値上げをお願いしても10%の上げ幅では到底収まらない。内容量を減らす方法では工場の稼働率が落ちて利益が手元に残らないことを実感している。小売店には味の良さを認めてほしいが、値上げしたことで他社品にすげ替えられることも珍しくない。物流コストも上がっており、個人的には保存料の使用も検討しなければいけないように思う。世界情勢では、トランプ大統領が世の中をひっかきまわしている。世界は曲がり角にある。われわれも力を合わせて業界を盛り上げながら生き残ろう」と呼びかけた。
総会終了後には、新進顧問で元キユーピーの湯川治己氏が数々の自身の経験から導き出した仕事の仕方や、経営層、管理職が若手社員のモチベーションを高めるコツなどを披露。