3月25日に3フレーバーを発売、4月22日に6フレーバーを発売した。
「クラフトボス」シリーズの傘下に入れたのは、濃縮コーヒー市場の活性化とユーザー拡大が目的。
取材に応じたブランドマーケティング本部の三谷京平氏は「近年、濃縮飲料市場全体は伸長しているものの、その中の濃縮コーヒー飲料市場は価格改定の影響や各店頭で並べられる売場にバラツキがみられることなどから成長が鈍化傾向にある」と指摘する。
濃縮コーヒーの認知拡大や濃縮コーヒー棚の確立に向けて、「クラフトボス」のブランド力を活用する。
「『クラフトボス』のユーザーであっても、同じ『ボス』ブランドの『割るだけボスカフェ』は知らないという方が多い。“『クラフトボス』はおいしい”というイメージを活かしながら、濃縮タイプのおいしさや利便性を実感していただき、『クラフトボス』シリーズの飲用者をさらに増やしていく」と説明する。
今後は、「クラフトボス」のペットボトルコーヒーに「割るだけクラフトボスカフェ」のポーションをベタ付けするなど濃縮コーヒーの認知とトライアルを獲得するための施策を予定する。
コミュニケーションでは、カフェに負けないおいしさを訴求。同社がカフェユーザーを対象に行った調査で、大手カフェチェーンのラテと「割るだけクラフトボスカフェ」のラテの飲み比べを実施したところ、後者に“おいしい”との回答が前者よりも多く寄せられたという。この結果を受け、カフェの味を手軽に楽しめる点をアピールしていく。