
5月23日、榮倉奈々さんを起用した「『LET‘Sポーション』コーヒー篇」を放映開始するとともに東京・渋谷で体験型ポップアップイベントを26日までの4日間限定で開始した。
この日、新CM発表会に臨みイベント会場で取材に応じた上山智美コンシューマービジネス部ニューフィールドグループ主任は、初のCMについて「ポーションを発売して20年以上経っているにもかかわらず、まだまだ知られておらず、これからの伸び代だと捉えている。CMで強烈にインパクトを残しながら認知を拡大していくのが狙い」と説明する。
渋谷キャストガーデン(東京都渋谷区)で5月26日まで開催される体験型ポップアップイベント 新CMでは、フタを開けてミルクや水に注ぐだけで手軽にコク深い味わいが楽しめるポーションタイプの希釈飲料の特徴をわかりやすく訴求。「ポポポポポーション♪」と連呼する音楽でポーションも印象づける。
野原啓佑ファンマーケティング推進部ブランドコミュニケーショングループグループ長代理は「CMやイベントなどのコミュニケーション施策を通じてポーションカテゴリの認知を今期(3月期)1.5倍に引き上げていきたい」と意欲をのぞかせる。
新CMの放映期間は2週間。夏場の放映も予定している。
イベントは、渋谷キャストガーデン(東京都渋谷区)で開催。プールリゾートをモチーフとした会場にキッチンカーやテーブル、フォトスポットを設置し「ブレンディ」ポーションを使った 18種類のメニューを無償提供している。

来場者全員にはミニメニューブックを配布。かき氷のほか、ティーソーダ、凍らせポーション、アフォガード風アイスの4つのメニューが記載されている。この中で、凍らせポーションは、ポーションを容器ごと冷凍庫で凍らせ、凍ったポーションをグラスに入れてミルクを注ぐ提案となる。
イベントの狙いについては「20、30代をメインターゲットに、ポップさを散りばめながらも落ち着いた雰囲気にして夏を演出した。アイス飲用は若年層の支持が広がっており、ポーションでしっかりアイス飲用を盛り上げて若年層を獲得していきたい」(上山氏)と語る。

商品は今年、ポーションの認知拡大と商品特徴をわかりやすく伝えるため、全品のパッケージを刷新。「ブレンディ」のロゴの下にあった“濃縮コーヒー”や“濃縮ティー”の文言を取り払い“ポーション”を大きくデザインした。
3月3日から、新フレーバーの「フルーツティー 3種の果物ミックス」を加えた全7品を発売。
滑り出しは上々で「『フルーツティー 3種の果物ミックス』が非常に多くお取り扱いいただき、店頭回転(販売)も『ブレンディ』ポーショントータルで4月は前年を大きく上回った」(上山氏)と振り返る。
なおキャッチコピーの「LET‘Sポーション」には「ポーションは発売20年以上経っているが、今期がコミュニケーションに注力する一年目として始めていこうという思いを込めた」(野原氏)