ミュージシャンやアニメなどの推しを持つ「推し活」。マーケティングリサーチ会社のインテージによると、全年代でいまや3人に1人が該当し、その出費は物価高・円安の影響を「全く受けない」との回答が5割超にのぼった。


食費や水道・電気・ガス代などの生活費は7割が「予算を減らす」とした結果とは対照的だった。

調査は1月16日~20日に全国15‐79歳の男女5000人を対象に実施。

「推し」を持つ人の割合は全体で35・1%。男女別では女性が比較的高く、特に女性15‐19歳は75・0%に達した。女性20代が65・5%、男性15‐19歳が52・7%で続く。

過去1年間で推し活に使った予算も調査。その結果と推定人口から市場規模を算出したところ、1位「国内のアイドル」が4709億円、2位「ミュージシャン・バンド」が3548億円、3位「スポーツ選手」が1565億円となった。

物価高や円安で「推し活」の出費を減らすか聞くと、全体で54・0%が「全く影響しない」と回答。

特に60代、70代は7割前後が「全く影響しない」とした。推しの対象として大谷翔平選手ら「スポーツ選手」を挙げ、テレビで活躍を知ることなどが日々の活力となっているコメントも寄せられた。
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