
新製法では、ご飯をシート状に成形する工程でローラー圧を抑え、体積比で約3割アップ。包装時の締め付けも緩め、ふんわり感を最大限に引き出した。リニューアル対象は、人気1位の「シーチキンマヨネーズ」(税込181円)や「炙り熟成紅鮭」(同221円)など定番6品と、三島食品のふりかけを使った新商品「ゆかりごはん(しば漬け)」(同192円)の計7品。シーチキンは具材感を高め、紅鮭は直火炙りで香ばしさを向上。このほか明太子やおかかなど、すべての具材で製法を見直した。
–価格は平均で1割程度上昇するが、付加価値を高めて売上向上を図る。デリカ部シニアマーチャンダイザーの内田恵美氏は「“手巻きといえばコンビニ”という時代が長かった。おにぎりが注目を集める今、もう一度手巻きおにぎりに力を入れて選ばれる店舗を目指したい」と語る。
近年、専門店の台頭や“タイパ”志向の高まりを背景に、おにぎりが注目されている。