
同社の近況と開発方針について、山本取締役専務執行役員は「冷凍食品市場は引き続きプラス基調にあるが、カテゴリーや製品によってバラつきが見られる。生活者の冷食に対する評価は保存性・簡便性から品質に軸足が移りつつあり、今後は商品自体の価値提供力が重要性を増すだろう。当社の第1四半期(3~5月)は順調に推移。水餃子が計画を下回ったものの、餃子が好調でカバーしている」とし、「昨年11月に竣工した関東第三工場は順調に稼働。生産の効率化でコストダウンも図ったが、そこで得られた原資を商品価値の向上に投資している。数年前から取り組んでおり、肉の加工方法を見直したり、自家製の煮こごりでジューシーさをアップさせたりした。今秋は『羽根つき餃子』『ぷるもち水餃子』などに中華味噌『柱侯醬』をアレンジした『自家製 焦がし味噌』を使用。味わいの深みが増した」などと語った。
「極みの肉汁濃厚水餃子」秋冬商品の開発コンセプトは「大阪王将 おうちで楽しむ街中華」。市場で節約志向が高まる一方、メリハリ消費で付加価値ある製品も求められており、本格感やインパクトある商材で中華カテゴリーの活性化を図る。
「極みの肉汁」シリーズとして「極みの肉汁濃厚水餃子」をラインアップ。
「暴走背脂ニンニクぶた餃」は、豚の背脂とおろしニンニクで背徳感ある旨さ。そのままで食べてもおいしいが、ラーメンのトッピングもおすすめ。標準16個(272g)。
「羽根つき餃子」「羽根つきスタミナ肉餃子」「ぷるもち水餃子」の主力3品はリニューアル。新開発した「自家製 焦がし味噌」を配合し、コクと旨みをアップさせた。
