
会では岡本均会長(伊藤忠食品社長)が「この4年間は非常に長い期間だった。コロナ前には普通にあった景色がコロナ明けには大きく変わり、新たな日常が急速に形成されつつある。企業理念、存在意義など本質的なものが企業に問われる時代になった。原点に立ち返って、企業戦略、行動規範を再定義し、具体的な企業活動に落とし込んでいく必要がある」とあいさつ。
ヤマナカ会で中野義久社長続く経営方針発表では、中野義久社長が「物価やエネルギーコストの高騰で経験したことのない難しい状況になっているが、昨年の年末年始あたりから全体の機運も上がっており、手応えも感じている。本年度はこのような時代であるからこそ、創業当時の志に立ち返って、食を中心とした普段の生活を支える、食品スーパーマーケットの社会的使命を思い出し、精錬努力していく」と話した。さらに、小川達也副社長と大山秀樹専務が前期決算、今期の店舗・商品戦略について説明の後、フランテの新ブランドについて説明した。
「フランテロゼ」は、雫をデザインモチーフに、店舗コンセプトは『潤いとおいしさを提供するお店』。第1弾として、「覚王山フランテ」を9月20日から改装のため一時閉店し、10月13日にオープンする。

新ブランドのロゴが入ったエコバッグや社員の制服も新しくなり、ワイン勉強会やラッピング講習会を行い社員教育も徹底している。また「八事」「白壁」については商品の入れ替えなどを進めながら、順次レイアウトや外装などのリニューアルを進める。