サン・マルティン氏は、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムや元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンら各国のスーパースターが集結した時代に、彼らのフィジカルトレーニングを指導していた。同氏は、彼らがサッカー以外の競技でも一流選手になれたはずだと当時を振り返り、“ロス・ガラクティコス”がいかにアスリート優れた集団だったかを説明した。
■ラウール:マラソン選手?
「彼は偉大なマラソンランナーになっていたかもしれない。彼は引退後すぐに参加したマラソン大会で、3時間半以内に完走した。適切なトレーニングを積んでいたら、2時間15分以内に走り切っていただろう。彼は非常に高い持久力を持っており、自分自身を追い込んで苦しむことができた」
■ロベルト・カルロス:100m走ランナー?
「トレーニングセッションの後、私は彼に『君なら11秒未満で100メートルを走れる』と言ったのを覚えている。
■ロナウド:短距離走ランナー?
「彼は屋内60メートル走の優れた走者だったかもね。彼は6.8秒~7.8秒でそれを簡単にやってのけることができたよ。彼の身体的特徴は(元陸上走者の)ベン・ジョンソンに非常によく似ていた。
■デイヴィッド・ベッカム:中距離走ランナー?
「彼は素晴らしい800メートル走の選手になっていたかもね。彼は体重1ポンド当たりの力である“相対的な強度”を持っていた。800メートル走の世界記録は現在1分40秒で、彼なら1分50~52秒を軽々達成できただろう。彼は耐久性を備えた純粋なMFで、1試合ごとに10~12キロメートルを問題なく走ることができた」
■ルイス・フィーゴ&ジネディーヌ・ジダン:クロスカントリー選手?
「フィーゴは脚力が非常に強く、持久力も素晴らしかった。