ファーストレグをドイツ代表FWニクラス・フュルクルクのゴールにより1-0で制していたドルトムントは、PSGの本拠地『パルク・デ・フランス』へ移ったセカンドレグでは、序盤からホームチームの猛攻を受ける。それでもスコアレスで後半へ折り返すと、50分に同代表MFユリアン・ブラントが蹴った左コーナーキックから、ファーサイドでうまくフリーになった同代表DFマッツ・フンメルスがヘディングシュートで待望の1点を沈めた。
2戦合計スコアで2点のリードを奪った後は、PSGに幾度となく際どいシュートを放たれたが、ドルトムントは無失点で凌ぎ切る。最終的にはドルトムントが激闘を制し、最後に決勝進出を果たした2012-13シーズン以来、11年ぶりのCLファイナル行きを決めた。
試合後、テルジッチ監督は「この勝利に言葉をつけるなら、それは『プライド』だ」と発言。
「確かに我々は苦しめられた。だが、アウェイの地で素晴らしいパフォーマンスを見せられたと思う。特にPSGの前線は非常にパワフルで、スピード、機動力も兼ね備えていた。
「素晴らしいチームパフォーマンスなしに、クリーンシートは達成できない。特に後半、1点を奪ってからは、クロスボールやシュートをブロックすることに全力を尽くした。総合的に見れば、決勝に進むのが当然だったと思う。高いクオリティのチームと対戦するためにここへ来て、多少の運もあったとは思うが、クラブ全体のハードワークのおかげでで勝つことができた」
今季のCL決勝は6月1日に開催予定。勝利したドルトムントは、バイエルン(ドイツ)vsレアル・マドリード(スペイン)の勝者と対戦する。
最終的には「自信を持って決勝へ臨む」と闘志を燃やした。
【ハイライト動画】フンメルスのヘディング弾でドルトムントが決勝へ!