レアル・マドリードに所属するフランス代表DFラファエル・ヴァランがインタビューに答え、7日に予定されているチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16セカンドレグのマンチェスター・C戦への意気込みに加え、同胞でもあるジネディーヌ・ジダン監督やFWカリム・ベンゼマについて語った。スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 マンチェスター・Cとのセカンドレグは、キャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがファーストレグでレッドカードを受けたため出場停止となる。ヴァランには守備リーダーとしての役割が求められることになるが、フランス代表DFはこの試合が難しいものになることを理解している。

「無観客で行われるこの試合は、今までとは違ったものになるだろう。僕らは常に勝利を欲している。なぜなら、僕らはレアルだからだ。リーガ・エスパニョーラでは(再開以来)連勝を続けてタイトルを獲得した。
それが僕らに自信をもたらしたんだ。(マンチェスター・C戦のような)重要な試合ではいつも勝利を渇望し、強い決意をもって臨んでいる。素晴らしいチームが相手なので、難しい試合になるだろう。万全の状態で臨み、勝利を目指して戦えるよう全力で準備をするつもりだ。僕たちは今までもそうやって準備をしてきた。この試合に集中しているよ」

 勝利を積み重ねることがレアルに課せられた使命だとヴァランは語る。


「これまでに何度も大一番を経験してきた。その経験があるから平静を保っていられる。これまでと同じような決意で臨むことができるよ。僕たちの目標は勝利を収めることであり、それはクラブのDNAの根幹をなしている。過去の栄光にすがるのではなく、勝利の歴史を積み重ねていきたいね」

 ヴァランはジダン監督への絶大な信頼も明かしており、自身のプレーも指揮官からの影響を強く受けているという。

「ジダンは僕たちに自信と平静を与えてくれる。
いつも僕をサポートしてくれるし、アドバイスもしてくれる。監督が背中を押してくれるから僕は思い切って高い位置でプレーできるし、チームの攻撃的なフットボールを支えることができるんだ」

 ヴァランはベンゼマについても語っている。

「彼はトップフォームを保っている。質の高いプレーを見せているけど、僕は驚かないし、誰もが納得しているんじゃないかな。世界最高クラスのプレーヤーであることは間違いない。攻撃陣のリーダー的存在だし、ゴールを決めること以外にも多くの貢献をしてくれている。
質の高い動きで攻撃を形成し、チームを導いてくれるんだ。経験、能力、フィジカル、すべてを兼ね備えた選手で、アシストもゲームメークもできる。パーフェクトな9番だよ」

 ヴァランは最後に、自身の成長についても語っている。

「レアルに加入した時よりも完成度は高まっていると思う。毎年、欠点を克服して長所を伸ばすように努めてきた。ビルドアップ能力を高め、一対一に強くなり、戦術理解力を伸ばすことを目指してきた。
この9年間、常に成長を続けてきたという実感がある。今は成熟した選手になったと断言できるよ」