プレミアリーグで審判を務めるマイク・ディーン氏に対して、殺害予告が届いた模様だ。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じた。


 ディーン氏は2日の第22節マンチェスター・U対サウサンプトン戦の86分、サウサンプトンのポーランド代表DFヤン・ベドナレクに対して、相手をペナルティエリア内で倒したとしてレッドカードを提示。微妙な判定に対しサウサンプトンは異議を申し立てると、これがイングランドサッカー協会(FA)に認められてベドナレクに対する処分は取り消された。

 すると、6日の第23節フルアム対ウェストハム戦も担当したディーン氏は同試合の終了間際、相手の顔に対してひじを入れたとしてウェストハムのチェコ代表MFトマーシュ・ソウチェクにもレッドカードを提示。しかしながら、ウェストハムが申し立てた異議も8日に認められ、ディーン氏は2試合連続で自らの判定が覆されることになった。

 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のオンフィールドレビューを使いながらも上記の判定を下したディーン氏には、非難が殺到。SNS上ではディーン氏の家族も含めて誹謗中傷の対象となり、殺害予告なども届いたことから地元警察が調査を開始したようだ。


『スカイスポーツ』によると、ディーン氏は予定されていた担当の試合から自らを外すよう要請している模様。同氏は10日のFAカップ5回戦レスターvsブライトンや週末のプレミアリーグ第24節などで審判を担当する予定だ(※プレミアリーグ第24節各試合の審判団は未定)。