マンチェスター・Cに続いて、プレミアリーグの4クラブが現地22時55分に揃ってESLからの撤退を表明した。
リヴァプールは「クラブは欧州スーパーリーグの計画への関与を中止しました。この数日でクラブ内外からの意見を受け取りました。その貴重な貢献に感謝します」との声明を発表。
トッテナムは「欧州スーパーリーグの計画を進めているグループから離脱するための手続きを正式に開始しました」と発表。さらに、ダニエル・レヴィ会長はクラブ公式サイトを通じ、「ESLの提案によって不安や動揺を与えたことを遺憾に思います」と語り、「私たちが愛するフットボールが進化し、世界中のファンを興奮させ続けるために、私たちは決して立ち止まらず、常に大会や統治体制を見直していくべきだと信じています」とコメントした。
なお、プレミアリーグからESL参加を表明した“ビッグ6”のうち、同日中に試合を行ったチェルシーだけ正式発表こそないものの、イギリスメディア『BBC』などによると、すでに手続きを開始しており、ESLからの脱退は確実のようだ。
ESLは、18日に欧州の強豪12クラブによって創設が発表された。プレミアリーグの“ビッグ6”に加え、レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードのスペイン3クラブと、ユヴェントス、インテル、ミランのイタリア3クラブが参加を表明。しかし、参加クラブの選手やサポーター、大会不参加のクラブをはじめ、FIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(欧州サッカー連盟)、各国連盟などが猛反発。チャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップなどの既存大会への出場を禁止する措置も示唆されていた。