ヴラホヴィッチは、2018年夏にパルチザンからの完全移籍でフィオレンティーナに加入。
フィオレンティーナとは2023年6月30日までの契約を結んでおり、延長を目指していたが交渉が決裂。「フィオレンティーナはクラブ史上最高額のサラリーをオファーしていました。また、ドゥシャンの要望に応えるため、何度かオファーを改善してきましたが、努力の甲斐なく、契約更新のオファーは受け入れられませんでした」とフィオレンティーナは異例の声明を掲載していた。
去就について注目が集まっていたが、行先は国内のユヴェントスに決定。7000万ユーロ(約90億円)と最大1000万ユーロ(約13億円)のボーナスで獲得を決めた。
コミッソ会長はこの移籍劇を振り返り次のようにコメント。選手と代理人が「破滅させようとした」と強く非難した。
「(肺炎を患っていて)医者から体調を考えてアメリカに滞在するように言われたが11月末にフィレンツェに戻りヴラホヴィッチとの契約延長を成立させようとした。でも嘘つきで不誠実なエージェントが台無しにしたんだ。最初のミーティングは良い手ごたえがあったが、翌日、交渉してきた内容に近づけるどころか、サプライズを持ってきたんだ。ドゥサンへの契約(オファー)はもう十分ではなかった」
また、同会長は国外への移籍を成立させるべく尽力したが、抵抗にあったことを告白。
「最後にはフィオレンティーナはこのマーケットセッションでヴラホヴィッチを売却し、値下げ、ないしもっと悪いフリー退団を回避した。ユヴェントスとのヴラホヴィッチのオペレーションは悪くないものだ。