アトレティコ・マドリードを退団したウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、リーベル・プレート行きが白紙となったことを明かした。7日、スペイン紙『マルカ』が報じている。


 昨季限りでアトレティコ・マドリードからの退団が決まり、現在フリーとなっているスアレス。その新天地が注目を集めているなか、マンチェスター・C移籍が決まっているアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの後釜を探すリーベル・プレートへの移籍が近づいているとされていた。

 しかし7日に行われたリーベル・プレートの試合を機に、その状況は一変。南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスの決勝トーナメント1回戦でベレス・サルスフィエルドとの同国対決に臨んだリーベルは、2戦合計0-1で敗れ、まさかの早期敗退を強いられることに。J・アルバレスのマンチェスター・C合流前最後のゲームを勝利で飾れなかったうえ、同大会制覇をモチベーションとしていたスアレスの心も離れてしまったようだ。

 リーベルの敗退を受けてスアレスは、「リーベルに行ってコパ・リベルタドーレスを戦う可能性にとてもワクワクしていたよ。
コパを獲ることは僕の夢だったからね。でもリーベルが敗退してしまったから、移籍の可能性はなくなってしまった」とコメント。スアレスの移籍先の決定は白紙に戻ることとなった。

 現在35歳のL・スアレスは、母国のナシオナルの下部組織出身。ナシオナルのトップチームを経て、2006年に移籍したフローニンヘン(オランダ)でヨーロッパデビューを飾ると、その後はアヤックス、リヴァプール、バルセロナといった強豪クラブで活躍。2020-21シーズンからはアトレティコ・マドリードでプレー。
同クラブで公式戦83試合に出場し34ゴール6アシストを記録した。6月末の契約満了に伴い、21-22シーズン限りでアトレティコ・マドリードを退団することが決定している。