インテルは6日、サッスオーロからイタリア代表MFダヴィデ・フラッテージを獲得したことを発表した。

 発表によると、インテルは買い取り義務付きのレンタル移籍でフラッテージを獲得。
詳細などは明らかになっていないが、イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、レンタル料は600万ユーロ(約9億円)となり、2024年2月に有効となる買い取り金額は2700万ユーロ(約42億円)に設定。さらに、ボーナスとして最大500万ユーロ(約8億円)が追加で支払われる可能性があるほか、今後移籍した際の売却費10パーセントをサッスオーロに支払うことになる売却条項も設定されているという。なお、同選手は買い取られた後に2028年6月30日までとなる5年契約を締結することになるようだ。

 現在23歳のフラッテージはローマの下部組織出身で、2017年7月にサッスオーロに完全移籍で加入した。アスコリやエンポリ、モンツァなどへの期限付き移籍も経験。2022-23シーズンはセリエAで36試合に出場し、7ゴールを記録した。
また、2022年6月にはイタリア代表デビューも果たし、これまで通算6試合に出場している。

 インテルでは今月3日にクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチがサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のアル・ナスルへと完全移籍を果たした。これに伴い、代役の獲得が必要となった同クラブは、ミランやユヴェントス、ローマなども関心を寄せていたフラッテージの獲得に成功した。

 移籍が決定したフラッテージはインテルのクラブ公式サイトで「このクラブの重要性を理解するには、周りを見回すだけで十分だ。すべては1年半前にインテルと対戦した時から始まり、スタジアムとファンに本当に感銘を受けた。これは僕にとって非常に重要な要素で、この機会がやってきた時には何も考え直す必要がなかった理由でもある」と喜びのコメントを発表している。