開幕戦を白星で飾ったラ・リーガの強豪が直接対決に臨む。
ラ・リーガ連勝スタートを懸けた一戦に向け、ベティスは開幕戦からスターティングメンバー1名を変更。アイトール・ルイバルが今季初先発に名を連ね、ヘルマン・ペッセージャ、イスコ、ボルハ・イグレシアスらが立て続けにスタメンに並んだ。一方、アトレティコ・マドリードは開幕戦から2名を入れ替え。
試合は立ち上がりからベティスが攻撃に出る時間が続くも、アトレティコ・マドリードの強固な守備を前に決定機を作り出すことはできない。22分にはペナルティエリア手前でルーズボールを拾ったギド・ロドリゲスが浮き球のパスを繋ぐと、ボックス左で前を向いたアジョセ・ペレスが右足を振り抜いたものの、シュートはサイドネットに嫌われた。
時間が経過しても試合の様相は変わらず、ベティスが押し込む時間が続きながらも、アトレティコ・マドリードはブロックを敷いた守備で難なく対応。前半アディショナルタイムには“魔術師”が奮闘。左サイドでボールを持ったイスコが右足でセンタリングを送ると、大外で競り勝ったルイバルが頭で合わせたが、シュートは枠を捉えられない。
後半に入ると、前半は1本もシュートを打てなかったアトレティコ・マドリードが早速ゴールに迫る。46分、ペナルティエリア左の深い位置に侵入したトマ・レマルがクロスボールを送ると、ボックス中央で相手に触られたものの、ルーズボールにセサル・アスピリクエタが反応。頭で繋いだボールをアントワーヌ・グリーズマンがバイシクルで狙ったが、シュートはジャストミートしなかった。
65分にはアトレティコ・マドリードが左コーナーキックを獲得。
後半アディショナルタイムにはアトレティコ・マドリードが攻勢を強め、途中出場のサムエウ・リーノやアルバロ・モラタがゴールに迫ったが、決定的な場面には持ち込めない。
最終的には90分間、アディショナルタイムの6分間を経過しても両チームゴールネットを揺らせず、試合はタイムアップ。両チーム悪くはないパフォーマンスを発揮し、強度の高いゲームを繰り広げたものの、最後の決め手を欠いてスコアレスドローで終了した。
次節、ベティスは27日に敵地でアスレティック・ビルバオと対戦する。一方、アトレティコ・マドリードはアウェイ連戦となり、28日にラージョ・バジェカーノの本拠地に乗り込む予定だ。
【スコア】
ベティス 0-0 アトレティコ・マドリード
【得点者】
なし