ラ・リーガ第3節が現地時間28日に行われ、ラージョ・バジェカーノとアトレティコ・マドリードが対戦した。

 開幕節でグラナダに3-1で快勝したアトレティコ・マドリードだが、前節はベティスとスコアレスドローに終わり、開幕連勝はならず。
今節は今シーズン2勝目を目指し、開幕連勝中のラージョ・バジェカーノの本拠地に乗り込んだ。アトレティコ・マドリードは最前線にアントワーヌ・グリーズマンとメンフィス・デパイが並び、中盤にはロドリゴ・デ・パウルやサウール・ニゲスが入った。

 開始直後の2分にいきなりゲームが動く。敵陣ボックス手前でボールをキープしたデパイが右に展開し、上がってきたデ・パウルが対角線に精度の高いクロスを送る。ファーサイドでグリーズマンが左足のダイレクトボレーで合わせ、アウェイチームが先手を取った。16分にはマリオ・エルモソのパスに抜け出したサウールが左からグラウンダーのクロスを送ると、デパイが右足ダイレクトで押し込み、序盤でリードを2点に広げた。


 勢いに乗るアトレティコ・マドリードは36分、中盤でボールを奪取すると、デ・パウルが右サイドのスペースへ鋭いスルーパスを供給。抜け出したナウエル・モリーナがGKとの1対1を制してゴールネットを揺らした。前半で大量のリードを奪ったアトレティコ・マドリードは、ラージョ・バジェカーノに決定的なチャンスを作らせず、前半はこのまま0-3で終了した。

 後半に入ってもアトレティコ・マドリードの勢いは止まらない。73分、グリーズマンとサウールのパス交換から相手DFラインの背後へボールが送られると、抜け出した途中出場のモラタが豪快にネットを揺らし4点目を奪う。その直後、ラージョ・バジェカーノは左クロスの流れからネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点は認められず。
すると79分、相手GKのミスを拾った途中出場のアンヘル・コレアが巧みなループシュートを沈め点差を広げた。

 攻撃の手を緩めないアトレティコ・マドリードは84分、自陣中央でボールを奪うと素早いカウンターを発動。最後はA・コレアのスルーパスに抜け出したモラタがゴール右下隅に流し込み6点目をゲット。89分には再びカウンターで敵陣ゴール前に侵入し、モラタの折り返しを受けたマルコス・ジョレンテが右足でゴール右下隅に蹴り込みリードを7点に広げた。試合はこのまま0-7で終了し、圧巻の大勝劇を演じたアトレティコ・マドリードがラ・リーガ2位に浮上している。

 次節、ラージョ・バジェカーノは9月2日にアウェイでベティスと、アトレティコ・マドリードは3日にホームでセビージャと対戦する。


【スコア】
ラージョ・バジェカーノ 0-7 アトレティコ・マドリード

【得点者】
0-1 2分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
0-2 16分 メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリード)
0-3 36分 ナウエル・モリーナ(アトレティコ・マドリード)
0-4 73分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)
0-5 79分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)
0-6 84分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)
0-7 89分 マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリード)