2024明治安田J1リーグ第2節が2日に行われ、ヴィッセル神戸柏レイソルが対戦した。

 連覇に向けて連勝スタートを目指す神戸は、汰木康也と佐々木大樹の得点でジュビロ磐田を破った前節と同じ先発11人。
吉田孝行監督が体調不良のため不在となり、菅原智コーチが暫定で指揮をとった。一方、開幕節の京都サンガF.C.戦で土壇場に追いつかれドロー発進となった柏も、スターティングイレブンをいじることなく敵地『ノエビアスタジアム神戸』に乗り込んだ。

 前半、神戸は柏の出足の鋭い守備に苦戦し、敵陣深い位置で決定的な場面は生み出せない。それでも、柏のターンではゴール前で集中した守りを貫き、試合はスコアレスで折り返す。

 33分に汰木が相手との接触プレーで負傷交代していた神戸は、51分にもアクシデントが発生。佐々木が筋肉系トラブルを訴え、武藤嘉紀との交代でピッチを後にした

 運動量が落ちるにつれて次第にオープンな展開となるなか、84分に柏が一瞬の隙を突いて試合の均衡を破る。
敵陣右サイドで島村拓弥がルーズボールを回収し、ペナルティエリア中央へグラウンダークロスを供給。木下康介が右足で合わせて流し込んだ。

 追いかける展開となった神戸は終盤攻勢を強めたものの、最後まで1点が遠い。後半アディショナルタイム3分に酒井高徳のクロスに合わせたジェアン・パトリッキのヘディングシュートは惜しくも枠の右へ外れ、1分後には大迫勇也の枠をとらえたシュートが相手GK松本健太に阻まれた。

 試合はこのまま終了し、神戸は今季初黒星、柏は今季初白星となった。次節は9日に行われ、神戸は敵地でFC東京、柏は敵地で磐田と対戦する。


【スコア】
ヴィッセル神戸 0-1 柏レイソル

【得点者】
0-1 84分 木下康介(柏)


【ゴール動画】柏、一瞬のほころびを見逃さずに木下康介が決勝弾!