現在25歳の冨安はアビスパ福岡、シント・トロイデン、ボローニャで主力として活躍した後、2021年夏に最大2300万ユーロ(約37億円)と報じられた移籍金でアーセナルに加入。すぐさま右サイドバック(SB)の定位置を掴み、初年度から公式戦22試合に出場した。在籍3年目の今シーズンは負傷離脱がありながらもここまで公式戦20試合に出場。昨年10月に行われたシェフィールド・ユナイテッド戦では、嬉しい加入後初ゴールをマークしている。
そんな冨安を巡っては、かねてからアーセナルとの契約延長交渉が進行。現状で2025年6月末までとなっている契約期間の延長が濃厚と伝えられている。
2019年冬に就任したアルテタ監督の下でかつての強さを取り戻したアーセナルは、昨シーズン途中から主力を担う若手選手との契約を次々と延長。直近ではフランス代表DFウィリアン・サリバ、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーア、イングランド代表FWブカヨ・サカらが新契約にサインしており、イングランド代表DFベン・ホワイトとの交渉も大詰めを迎えていることが報じられている。
なお、現在はふくらはぎの問題により戦線離脱中の冨安だが、契約延長は同選手の復帰後に正式発表される見込みだという。アルテタ監督が現地時間4日のシェフィールド・ユナイテッド戦後に「彼は非常に近づいている」と言及した通り、実戦復帰は間近に迫っている模様。