現在40歳の長谷部は藤枝東高校から浦和レッズに入団しプロキャリアをスタートさせると、その後はヴォルフスブルク、ニュルンベルクを経て、2014年夏にフランクフルトへ加入。同クラブでここまで公式戦通算302試合に出場し、2ゴール6アシストをマークしている。2008年冬から在籍しているブンデスリーガでの通算出場試合数は「382」に到達。これは外国人選手としては、元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロ氏、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(現:バルセロナ)に次ぐ歴代3位の記録となっている。
フランクフルトとの現行契約を2027年6月末まで残している長谷部だが、近年は現役キャリア終了とそれに伴う指導者転身の噂がたびたび浮上。それでも、毎シーズン終盤には現役続行の意思を表明。
仮に長谷部が今シーズン限りでの現役引退を表明した場合、就任が有力視されているのがフランクフルトU-21チームのアシスタントコーチ。現在レギオナルリーガ・ズュートヴェスト(4部相当)を戦う同チームでは、昨年夏から指揮を執っているクリスティアン・グリボ監督の今シーズン限りでの退任が既に決定。クラブとしては新監督を支える参謀役に長谷部を抜擢することを検討しているという。
なお、長谷部は数年前にドイツサッカー連盟(DFB)の指導者育成プログラムに参加し、ライセンスを取得しているとのこと。