開幕後の3試合を2勝1分で終えるなど好スタートを切ったものの、その後は勝ち切れない試合が続いている柏。
序盤は互いにセットプレーでチャンスを作る。4分、柏はマテウス・サヴィオの左CKを起点に山田雄士が立て続けにシュートを放つも、相手守備陣が体を張ったブロックを見せる。
柏はボール保持率こそ浦和に及ばないものの、最前列のM・サヴィオや小屋松知哉を起点に何度か相手ゴール前に迫るシーンを作る。浦和は30分、ドリブルで仕掛けた前田直輝がボックス内右に侵入すると、柔らかいクロスをT・サンタナが頭で折り返し、グスタフソンが詰めたが、相手DFのブロックに阻まれゴールならず。40分過ぎにかけては両チームがゴール前に迫るシーンを作るが、互いの守備陣が集中した対応を見せ、決定的なシーンは作れず。
後半に入り、浦和は相手DFラインの背後やサイドのスペースを狙った展開を増やしていく。50分には右サイドでロングフィードを収めた石原広教がボックス手前中央へグラウンダーのパスを送り、T・サンタナが後方へ落とす。走り込んできた小泉佳穂が左足を振り抜いたが、シュートは枠の右へ外れる。対する柏は54分、右に開いたM・サヴィオの正確なクロスにジエゴが頭で合わせたが、GK西川周作が左足一本で弾き出した。
拮抗した展開が続くなかで迎えた72分、柏は最終ラインからパスを繋いで右サイドへ展開すると、深い位置に抜け出したM・サヴィオが低いクロスを送る。
柏の連動した守備と素早い攻守の切り替えに苦戦する浦和は、79分に興梠慎三を投入し、T・サンタナとの2トップを形成する。しかし、サイドからのクロスやセットプレーでゴール前に迫れど、決定的なシュートを放つことはできず。試合はこのまま1-0で終了し、柏が今シーズンのホーム初白星を飾った。
【スコア】
柏レイソル 1-0 浦和レッズ
【得点者】
1-0 72分 木下康介(柏レイソル)