パルメイラスは15日、ラツィオに所属するブラジル人FWフェリペ・アンデルソンの獲得で合意に達したことを発表した。契約期間は7月1日から2027年12月31日までの約3年半となっている。


 現在31歳のF・アンデルソンは左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤー。母国の名門サントスで頭角を表すと、2013年夏にラツィオへ完全移籍加入。その後はウェストハムとポルトを経て2021年夏にラツィオへ復帰し、同クラブでここまで公式戦通算319試合出場58ゴール63アシストという成績を残している。過去には世代別のブラジル代表としても活躍し、リオデジャネイロ・オリンピックでは金メダルを獲得。A代表でも国際Aマッチ2試合に出場している。

 ラツィオとの現行契約が6月末で満了となる同選手を巡っては、今夏にユヴェントスへフリートランスファーで加入することで合意に達したと報じられていた。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、F・アンデルソンは先週ユヴェントスから3年契約のオファーを受けたものの、これを拒否したとのこと。家族の事情により、母国に復帰することを決断したようだ。

 イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、F・アンデルソンはパルメイラスとの合意発表前に、自身の公式SNSに次のようなコメントを掲載していたという。

「ラツィオと常に僕のことをサポートしてくれている全ての人々に敬意を表し、契約更新の合意に至らなかったことをお知らせする。クラブとの契約が終了するので、僕は来シーズンに向けて別の道を歩むつもりだ。僕のプロフェッショナリズムとラツィオへのコミットメントを踏まえ、最後の日まで自分の身を捧げ続け、このシャツを尊重することを約束する。
今まで本当にありがとう!」