バルセロナがスペイン代表DFパウ・クバルシとの契約延長に向けて動いているようだ。15日、『マルカ』や『ムンド・デポルティーボ』など複数のスペインメディアが伝えている。


 2007年1月22日生まれで現在17歳のクバルシは、バルセロナのカンテラ出身で、今年1月のコパ・デル・レイ(国王杯)・ラウンド16のウニオニスタス戦でトップチームデビューを飾った。その後はセンターバック(CB)の主軸に定着し、ここまで公式戦通算16試合に出場。安定した守備対応に加えて、卓越した足元のテクニックに裏打ちされたビルドアップ能力にも定評があり、先月には史上2番目の若さでスペイン代表デビューを果たした。

 バルセロナは、クラブの未来を担うであろう若き“逸材”CBと2026年6月末までの契約を締結。しかし、国外メガクラブへの流出を回避するため、新たな長期契約を締結したいと考えており、既に選手側との具体的な交渉に乗り出しているという。依然として給与面など不透明な要素も多く、両者が合意できていない部分もあるものの、クバルシ本人が残留を熱望していることから、契約延長合意が成立する可能性が高いと報じられている。


 交渉は早ければ今シーズン終了までに合意に達する可能性があるものの、新たな長期契約の締結はクバルシが18歳となる来年1月以降に正式発表される見込みとのこと。なお、契約解除金については、スペイン代表FWラミン・ヤマルや同MFガビ、ペドリらと同じく10億ユーロ(約1638億円)に設定される可能性が高いようだ。バルセロナは早期の合意に向けて、今後は詳細部分の調整に着手するものと見られている。

 17歳ながら安定感あるパフォーマンスを披露し、バルセロナを後方から支えているクバルシ。ファン・サポーターもカンテラ出身の若き“逸材”との契約延長を強く望んでいることだろう。