2024明治安田J1リーグ第9節の9試合が20日と21日に行われた。

 セレッソ大阪がついに今季初黒星を喫した。
敵地で名古屋グランパスと対戦し、序盤から押し込んでいたものの、65分にセットプレーから三國ケネディエブスにJ1初ゴールを挙げられ、今季初めて相手の先制を許す展開となる。直後、ルーカス・フェルナンデスのクロスが三國のオウンゴールを誘って同点に。しかし81分、永井謙佑の勝ち越しゴールを浴び、名古屋に1-2で敗れた。勝利した名古屋は直近6試合で5勝1分と好調を維持している。

 開幕から無敗のサンフレッチェ広島は、敵地で北海道コンサドーレ札幌と対戦。10分にアンラッキーな形で札幌の先制を許すと、50分に中野就斗が試合を振り出しに戻す。
しかし、逆転の1点は奪えず、1-1で引き分けた。

 FC町田ゼルビアは、敵地でFC東京と対戦。古巣対戦のナ・サンホが10分に見事なボレーシュートを突き刺して先制する。21分にFC東京のPKを与えて追いつかれたものの、25分にオ・セフンが勝ち越しゴールをマーク。そのまま逃げ切りに成功した町田は、勝ち点を「19」に伸ばして再び首位に浮上した。

 ヴィッセル神戸は敵地で湘南ベルマーレと対戦。
スコアレスドローで終わるかに思われた後半アディショナルタイム3分、大迫勇也のお膳立てから武藤嘉紀が先制ゴールを挙げ、1-0で勝利した。神戸は今季初の連勝、湘南は7戦未勝利となった。

 サガン鳥栖鹿島アントラーズを破り、7試合ぶり今季2勝目を挙げた。鳥栖は10分に鹿島の先制を許すと、20分にはマルセロ・ヒアンがPKを失敗してしまう。それでも、その後にマルセロ・ヒアンが2得点を挙げるなど、鳥栖が3点を奪って逆転に成功。86分にPKを与えて鹿島に1点を返されたものの、その2分後に福田晃斗がダメ押しの4点目を決め、4-2で勝利した鳥栖は最下位から脱出した。


 東京ヴェルディ川崎フロンターレの“新旧川崎対決”はスコアレスドローで決着した。東京Vは3試合連続ドローで今季6分目。川崎Fは2012年7月以来、12年ぶりの4試合連続無得点りとゴール欠乏症に陥っている。

 アルビレックス新潟は谷口海斗が挙げた1点を守り切って京都サンガF.C.を下し、6試合ぶりの白星。京都は3試合連続の完封負けで6戦未勝利となった。

 敵地で浦和レッズと対戦したガンバ大阪は、78分にカウンターから坂本一彩が2試合連続ゴールを挙げて1-0で勝利。
今季2度目の連勝となった。一方、決定力に欠いた浦和は、今季初の連敗に。

 アビスパ福岡vsジュビロ磐田は、両エースの活躍により2-2で決着。磐田がジャーメイン良の2ゴールで2点を先行したものの、福岡のシャハブ・ザヘディも負けじと2ゴール。勝ち点「1」ずつを分け合った。

 今節の試合結果と暫定順位表、次節の対戦カードは以下の通り。


■第9節
▼4月20日(土)
京都サンガF.C. 0-1 アルビレックス新潟
北海道コンサドーレ札幌 1-1 サンフレッチェ広島
サガン鳥栖 4-2 鹿島アントラーズ
アビスパ福岡 2-2 ジュビロ磐田
湘南ベルマーレ 0-1 ヴィッセル神戸
浦和レッズ 0-1 ガンバ大阪
川崎フロンターレ 0-0 東京ヴェルディ

▼4月21日(日)
FC東京 1-2 FC町田ゼルビア
名古屋グランパス 2-1 セレッソ大阪

▼5月29日(水)
19:00 横浜F・マリノス vs 柏レイソル

■順位表
※()内は勝ち点/得失点差

1位 町田(19/+5)
2位 C大阪(18/+6)
3位 広島(17/+9)
4位 神戸(17/+8)
5位 名古屋(16/+1)
6位 G大阪(15/+1)
7位 横浜FM(14/+3)
8位 柏(13/+1)
9位 鹿島(13/0)
10位 FC東京(12/0)
11位 新潟(12/-1)
12位 浦和(11/0)
13位 福岡(11/-1)
14位 磐田(10/0)
15位 東京V(9/-1)
16位 川崎F(8/-1)
17位 鳥栖(7/-7)
18位 湘南(6/-6)
19位 京都(6/-6)
20位 札幌(6/-11)

■第10節の対戦カード
▼4月27日(土)
13:00 札幌 vs 湘南
14:00 新潟 vs FC東京
14:00 磐田 vs 町田
14:00 神戸 vs 京都
15:00 C大阪 vs 横浜FM

▼4月28日(日)
14:00 東京V vs 福岡
14:00 広島 vs 川崎F
15:00 浦和 vs 名古屋
15:00 柏 vs 鳥栖
15:00 G大阪 vs 鹿島


【ゴール動画】さすがの勝負強さ。大迫勇也→武藤嘉紀で神戸が劇的勝利!