サッカーU-23日本代表は25日、パリオリンピック2024(パリ五輪)の出場権がかかる『AFC U23アジアカップ カタール2024』の準決勝でU-23イラク代表と対戦。試合後のフラッシュインタビューに大岩剛監督が登場した。


 日本は28分に藤田譲瑠チマの浮き球のパスから細谷真大が抜け出し、先制ゴールを奪うと、42分には大畑歩夢のパスを藤田がダイレクトで落とし、荒木遼太郎が追加点を決めた。後半はイラクに決定機を許す場面もあったが、最後まで無失点に凌ぎ、2-0で勝利。日本が8大会連続となるオリンピック出場を決めた。

 フラッシュインタビューに登場した大岩監督は、まず「自信をもって我々のスタイルを貫こうと話していました」と試合前に行った選手への声かけを明かし、後半の内容については「少し我々がボールを持つ時間を増やしたかったんですが、イラクもとても強くて苦労をさせられましたね」と振り返った。

 今の気持ちを問われ「ホッとしました」と安堵の表情を浮かべた大岩監督。就任からの3年間をあらためて振り返り、「いろいろな選手が来て、その代表がいまの23人なので、しっかりこの大会を勝ち抜こうという話を(選手たちに)しました」と語った。


 パリ五輪への切符を手にしたU-23日本代表だが、2016年以来4大会ぶりのAFC U23アジアカップ カタール2024制覇に向けて決勝戦が残っている。大岩監督も最後に「日本からたくさんの声援をいただいていると思いますが、決勝戦はより厳しい戦いになると思うので、力を貸してもらいたいなと思います」と語っていた。

 U-23日本代表は決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦する。キックオフは5月3日(金・祝)24時30分予定となっている。