チェルシーを退団する元ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァが、フルミネンセ加入で合意したようだ。3日、ブラジルメディア『グローボ』が報じた。


 T・シウヴァは先日、4年間を過ごしたチェルシーを今シーズン限りで退団することを発表していた。そして、2006年1月から3年間プレーしたフルミネンセへおよそ15年半ぶりに復帰することを決めたようだ。

 報道によると、T・シウヴァとフルミネンセは、2024年夏から2026年夏までの2年契約で合意した模様。『グローボ』によると、選手として登録可能になるのは、夏の移籍市場がオープンする7月10日以降になるという。なお、チェルシーはまだ今季のリーグ戦を4試合残しているが、同選手は早期に契約を打ち切ってフルミネンセに合流する可能性もあるようだ。

 今年9月に40歳の誕生日を迎えるT・シウヴァは、2009年1月にフルミネンセからミランへ移籍し、2010-11シーズンのセリエA優勝に貢献した。
2012年夏からは活躍の場をパリ・サンジェルマン(PSG)に移し、7度のリーグ・アン制覇を達成した。

 2020年夏に加入したチェルシーでも、衰えを感じさせないパフォーマンスでDFリーダーとして君臨。これまで公式戦通算151試合に出場しており、2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ優勝などに貢献した。

 2023シーズンのコパ・リベルタドーレス王者であるフルミネンセには、フェリペ・メロやマルセロ、ドウグラス・コスタら、欧州で活躍したベテランが次々と集結している。12年ぶりのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA制覇に向けて、T・シウヴァの加入は大きな補強となりそうだ。