ユルゲン・クロップ監督体制ラストイヤーでのリーグ制覇を目指すリヴァプールは、直近5試合で1勝2分2敗と急失速。
序盤に攻勢を強めたのはリヴァプール。
リードを奪ったリヴァプールは連動したプレスで中盤の優位性を保ち、前線のサラー、ガクポ、ルイス・ディアスらを起点に追加点のチャンスをうかがう。36分、バイタルエリアでのパス交換から右へ展開し、サラーのクロスのこぼれ球にアンドリュー・ロバートソンがボレーで合わせるも枠外へ。直後にはエリオットのパスで右ニアゾーンを取ったアレクシス・マック・アリスターが中央へ折り返したが、シュートに繋げることはできなかった。
完全に主導権を握ったリヴァプールは45分、マック・アリスターの右への展開からトレント・アレクサンダー・アーノルドがクロスを送り、ロバートソンの折り返しにサラーが合わせる。これはGKヴィカーリオに阻まれるも、こぼれ球をロバートソンが押し込み追加点を奪った。前半はこのまま2-0で終了する。
後半開始早々の50分、L・ディアスが敵陣右サイドへ大きく展開すると、サラーとエメルソン・ロイヤルが競り合ったこぼれ球をエリオットが拾う。タメを作って左足でクロスを上げると、ガクポのヘディングシュートがネットを揺らし、リヴァプールがリードを3点に広げる。59分にはダイナミックなサイドチェンジで敵陣内へ攻め込むと、サラーの落としを受けたエリオットがボックス手前から左足を一閃。
その後は両チームともにフレッシュな選手を次々と投入。リヴァプールの中盤を支えた遠藤も65分にベンチへ下がっている。苦しい展開となったトッテナムは72分、イヴ・ビスマのスルーパスで右サイド深くへ抜け出したブレナン・ジョンソンが中央へ折り返し、リチャーリソンがダイレクトでネットを揺らし1点を返す。さらに5分後には左を駆け上がってきたオリヴァー・スキップがリチャーリソンへ繋ぎ、落としたボールをソン・フンミンが蹴り込み2点差に詰め寄る。
最終盤にかけてはオープンな展開が繰り広げられ、両チームがチャンスを作り合うも、両GKを中心とした守備陣が粘り強い対応を見せ追加点は生まれず。
【スコア】
リヴァプール 4-2 トッテナム
【得点者】
1-0 16分 モハメド・サラー(リヴァプール)
2-0 45分 アンドリュー・ロバートソン(リヴァプール)
3-0 50分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)
4-0 59分 ハーヴェイ・エリオット(リヴァプール)
4-1 72分 リチャーリソン(トッテナム)
4-2 77分 ソン・フンミン(トッテナム)