PSVのエールディヴィジ優勝が決定した。

 エールディヴィジ第32節が現地時間5日に行われ、首位を快走中のPSVは本拠地『フィリップス・スタディオン』に、斉藤光毅と三戸舜介が所属するスパルタ・ロッテルダムを迎えた。
開始早々の8分に先制を許したホームチームだったが、19分にCKから相手選手のオウンゴールで追い付き、その7分後にはヨハン・バカヨコがネットを揺らし逆転に成功。しかし、29分にオウンゴールで追い付かれ、2-2で前半を折り返す。

 後半に入り攻勢を強めるPSVはオリヴィエ・ボスカリのゴールで勝ち越しに成功すると、78分にはDFラインの背後に抜け出したジョルダン・ティーゼがGKとの1対1を制して2点差に。試合はこのまま4-2で終了し、5連勝を飾ったPSVが勝ち点を「87」まで伸ばした。この結果、1試合消化の少ない2位フェイエノールトとのポイント差は「12」に拡大し、残り試合での逆転が不可能になったことから、2節を残してPSVのエールディヴィジ優勝が確定した。

 PSVの国内リーグ制覇は6シーズンぶり通算25度目。
就任1年目のピーター・ボス監督率いるチームは、シーズン開幕から破竹の17連勝を記録し、第4節以降は一度も首位の座を譲らず。32節終了時点での戦績は28勝3分1敗となっており、得点「107」、失点「19」で得失点差は驚異の「+88」を記録している。残り2試合でこの数字をどこまで伸ばすのかにも注目だ。

 なお、日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトは連覇を逃したものの、2位の座が確定。その後は3位トゥウェンテ、4位AZと続いており、シーズン序盤に歴史的大不振に陥ったアヤックスは5位に付けている。