2024明治安田J1リーグ第12節が6日に行われ、東京ヴェルディジュビロ磐田が対戦した。

 今季ホーム初白星を目指す東京Vが、3戦負けなしの磐田を『味の素スタジアム』に迎えての昇格組対決。
お互いに決定機があったなか、試合の均衡が破れたのは35分、東京Vが先制に成功する。相手のハンドでPKを獲得し、キッカーを務めた染野唯月が相手GKの逆を突いてゴール左下へ流し込んだ。

 東京Vは43分、木村勇大がコーナーキックのこぼれ球を押し込んでリードを広げ、2-0で折り返す。

 55分、磐田が1点を返す。敵陣でのボール奪取からショートカウンターを展開。左サイドから古川陽介が折り返したボールは相手にクリアされるが、ゴール前でルーズボールを回収したマテウス・ペイショットが押し込んだ。


 磐田は66分、右からブルーノ・ジョゼが送ったクロスにジャーメイン良が頭で合わせて試合を振り出しに戻す。ジャーメインは今季得点数を「11」に伸ばした。

 そして81分、今度は東京Vのハンドで磐田がPKを獲得。キッカーを務めたジャーメインはゴール左下を狙ったものの、枠を捉えることができず、逆転とはならなかった。

 すると86分、ハーフウェーライン付近で木村に入れ替わられるのを阻止した磐田のリカルド・グラッサがDOGSO(決定的な得点機会の阻止)で一発退場。アウェイチームは残り時間を数的不利で戦うことになった。


 すると後半アディショナルタイム9分、東京Vが勝ち越しに成功する。森田晃樹のスルーパスに抜け出した木村がペナルティエリア左、角度のないところから相手GKのニアを撃ち抜いてゴールネットを揺らした。

 試合はこのまま終了。東京Vは今季ホーム初白星、磐田は4試合ぶりの黒星となった。なお、東京VがJ1リーグで2連勝を飾ったのは、2008年5月6日以来、ちょうど16年ぶりとなる。次節、東京Vは12日に敵地で鹿島アントラーズと、磐田は11日にホームでサガン鳥栖と対戦する。


【スコア】
東京ヴェルディ 3-2 ジュビロ磐田

【得点者】
1-0 35分 染野唯月(東京V)
2-0 43分 木村勇大(東京V)
2-1 55分 マテウス・ペイショット(磐田)
2-2 66分 ジャーメイン良(磐田)
3-2 90+9分 木村勇大(東京V)


【ゴール動画】東京V・木村勇大、後半ATの劇的決勝弾!