浦和レッズは7日、同クラブサポーターによる試合運営管理規定違反行為の発生とその処分について発表した。

 発表によると、3日に『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』で開催された2024明治安田J1リーグ第11節の川崎フロンターレ戦で物品の投げ込みが発生。
試合終了後に浦和の選手たちが同クラブの応援エリアへ挨拶に向かった際、応援に用いていた大旗を投げる行為があったという。

 この行為を受け、処分対象行為に及んだ者1名、および所属グループのリーダーに対し、競技運営本部スタッフが対面での事情聴取を実施。その後、国内外を問わず、5月6日(月・休)以降に行われる浦和レッズ、浦和レッズレディース、浦和レッズアカデミーが出場する全ての試合を対象に対象行為に及んだ者1名に無期限入場禁止処分を下したことを明らかにした。

 サポーターによる違反行為が発覚したことを報告した浦和はクラブ公式サイトで「浦和レッズは昨年、天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会4回戦において大変多くの方々に多大なるご迷惑をお掛けした当事者であり、是が非でも試合運営管理規定違反行為の再発を防止しなければならない立場にありながら、本事案の発生を未然に防ぐことができず、誠に申し訳ございませんでした」と声明を発表しながら、再発防止に取り組んでいくことを強調した。

「改めまして、この度は試合運営管理規定違反行為の発生を未然に防ぐことができず誠に申し訳ございませんでした」

「私どもがそうした努力を行うことは当然の務めであり、美辞麗句で飾り立てるべきものでないことを承知しておりますが、多くのファン・サポーターのみなさまや社外関係者のみなさまがクラブと共に、再発防止のために意識を高め、互いに声を掛け合うなどして安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現を浦和レッズ全員で目指そうと行動してくださっている最中にこうした事案が発生してしまったことに対し、悔しさと憤りを感じずにはいられません」

「しかしながら、今回の事案によって安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に向けた覚悟が揺らぐことは絶対にありません。引き続き矢印を自らに向け、再発防止施策への注力と、違反事案に対する適時適正且つ毅然とした対応を徹底し、安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に全力を投じてまいります」