いわてグルージャ盛岡は8日、神野卓哉GM(ゼネラルマネージャー)が新監督に就任したことを発表した。また前任の中三川哲治氏は、ヘッドコーチとしてチームに残ることを併せて伝えている。


 明治安田J3リーグ第13節終了時点で、2勝3分8敗の最下位に沈んでいるいわてグルージャ盛岡。開幕から2試合を引き分けた後、第3節から第5節にかけて3連敗を喫した他、第11節福島ユナイテッドFC戦では衝撃的な9失点大敗と守備が崩壊。6日のヴァンラーレ八戸戦にも敗れ、シーズン2度目の3連敗となったことを契機に、昨年9月から指揮を取っていた中三川哲治監督の退任が決まった。

 今後はヘッドコーチとしてチームに残ることが発表された中三川哲治前監督は、クラブ公式サイトでコメントを残している。

「日頃より、いわてグルージャ盛岡への多大なるご支援ご声援をありがとうございます。2023シーズンの途中から監督に就任し、どんな時も共に戦ってくれた選手・スタッフ、苦しい状況下でも常にサポートをし続けてくださったファン・サポーターの皆様・スポンサー関係者の皆様に感謝申し上げます。
昨シーズンの悔しさをバネに今季の飛躍を誓い戦って参りましたが、なかなか結果が伴わず皆様の期待に添えぬ形になってしまったことを申し訳なく思います。今後は、トップチームヘッドコーチとしてチームに残ることとなりました。立場は変わりますが、チームがここから這い上がっていくために尽力いたします。どうか残りのシーズンも変わらぬ応援を何卒よろしくお願い申し上げます」

 また新監督は、GM職を務めていた神野卓哉氏に決定。同氏もクラブ公式サイトにて、コメントを残している。

「このたび、トップチームの監督として指揮を取ることになりました。
クラブ創立20周年の節目の年に、現状J3リーグ最下位といわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様に悔しい思いをさせてしまい申し訳ございません。この決断は簡単なものではありませんでしたが、この現状を変えるために監督就任の依頼を受けました。この現状を打開し這い上がるために選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆様、スポンサー関係者の皆様ともう一度『一岩』となりチームを成長させられるよう全力を尽くして参ります。苦しい状況が続いている中ではありますが、これまで以上に皆様の後押しが必要です。チームの勝利のために、今後とも応援を何卒よろしくお願いいたします」