ミランがライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコに関心を寄せているようだ。7日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。


 ミランを巡っては、2021年夏にチェルシーから加入し、ここまで公式戦通算129試合の出場で48ゴール20アシストを記録しているフランス代表FWオリヴィエ・ジルーとの現行契約が6月末で満了に。既にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルスFCへの加入合意も報じられており、今シーズン限りでの退団が確実となっている。

 これを受け、ミランは今夏の移籍市場でのセンターフォワード(CF)の補強を画策。今回の報道によると、ボローニャ所属のオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー、シュトゥットガルト所属のギニア代表FWセール・ギラシ、スポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュら他の獲得候補と共に、ライプツィヒで得点量産中のシェシュコにも具体的な関心を寄せているという。

 現在20歳のシェシュコはオーストリアの名門ザルツブルクで頭角を表し、昨年夏にライプツィヒへ完全移籍で加入。程なくしてCFの定位置を掴むと、ここまで公式戦通算40試合に出場し、16ゴール2アシストをマークしている。
2021年6月にデビューを飾ったスロベニア代表では、国際Aマッチ通算21試合の出場で11ゴール6アシストを記録。アーセナル筆頭に複数のメガクラブからの関心が伝えられ、今夏のステップアップが噂されている。

 シェシュコはライプツィヒと2028年6月末までの契約を締結しており、契約解除金は5000万ユーロ(約83億円)に設定されている模様。しかし、ライプツィヒがこれを上回る金額を要求することは確実で、今後の活躍次第では移籍金が7500万ユーロ(約125億円)に達するとも報じられている。ミランは金額の交渉に臨むべく準備を進めているものの、実際に獲得するとなれば、クラブ史上最高額の支払いを余儀なくされる可能性が高いようだ。

 なお、ミランとしてはCF獲得を今夏の最優先事項としており、補強予算の大半を費やすことも辞さない構えだという。