アーセナルに所属するイングランド代表FWブカヨ・サカが、プレミアリーグのタイトルレースについて言及した。7日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。


 インビンシブルズが成し遂げた無敗優勝以来、実に20シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナル。ここまで36試合を消化しての戦績は26勝5分5敗・勝ち点「83」となっており、残り2試合となった現段階で暫定首位に立っている。しかし、その背中を追うのは前人未到の4連覇を目指すマンチェスター・シティ。直近のリーグ戦では6連勝中と波に乗っており、1試合消化が少ないながらも、アーセナルとのポイント差は「1」となっている。

 アーセナルにとってマンチェスター・シティとの熾烈なタイトルレースは2年連続。昨シーズンは合計248日間も首位の座を守りながらも、4月以降の終盤戦で急失速し、3連覇達成を許した。
今シーズンここまでチーム最多の公式戦20ゴールをマークし、アーセナルを力強く牽引しているサカは、百戦錬磨の王者との2年連続のタイトル争いについて次のように語っている。

「2つの見方ができると思う。フラストレーションが溜まるものか、もしくは美しい挑戦だ。マンチェスター・シティが世界最高のチームの一つであることは誰もが理解しているし、5年間に渡ってトップに君臨し、様々なことに挑戦してきた。彼らと競い合うことができるなんで僕たちにとっては良いことだよ。プレッシャーをかけ続けているし、これから何が起こるか見てみよう」

「僕たちは決して苛立ったりはしていない。
最後まで戦い抜くための挑戦だと思っているよ。彼ら(マンチェスター・シティ)が基準を作ってくれたので、それを超えられるかどうかは自分たち次第なんだ。昨年の苦悩があったからこそ、僕たちはより一つになることができたし、今年はもちろん将来的にもさらに一歩前進することに飢えているよ」

 失意を乗り越え、再びリーグタイトルが狙える好位置でシーズン最終盤を迎えたアーセナル。現在の状況を踏まえると、マンチェスター・ユナイテッド、エヴァートンと対戦する残り2試合を共に勝利で終え、マンチェスター・シティがフルアム、トッテナム、ウェストハム相手に勝ち点を取りこぼすのを待つ必要がある。そんななか、サカは現在のチーム状態について触れつつ、次のように自信を示した。

「僕たちは若く、ハングリー精神があり、クオリティも持っている。
これから何年も一緒に様々な経験を積むことになるだろう。今年は非常に安定しているし、失点も少ない。リーグ戦で負けたのは1度だけなので、それを継続していきたいよ」