トッテナムが今夏の移籍市場で最大7選手の売却を検討しているようだ。8日、イギリス紙『タイムズ』が伝えている。


 昨年夏に就任したアンジェ・ポステコグルー監督の下、新たなスタートを切ったトッテナム。シーズン最初の10試合を8勝2分の無敗で終えると、その後は浮き沈みを繰り返しながらもここまで勝ち点「60」を獲得。直近の4連敗によりチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は難しくなっているが、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位につけており、まずまずの新体制初年度を過ごしている。

 来たる2024-25シーズンでのさらなる飛躍を期す同クラブは、間近に迫った今夏の移籍市場に向けた準備を進めているとのこと。ポステコグルー監督はセンターバック(CB)、中盤、ストライカーという3つのポジションの補強を熱望しており、クラブ側も獲得候補の選定を進めているようだ。また、補強に先立ち、最大7選手の売却に踏み切る可能性があるという。


 この度『タイムズ』が売却候補と報じたのは、ブラジル人DFエメルソン・ロイヤル、デンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルク、アルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソ、イングランド人MFライアン・セセニョン、スペイン代表MFブライアン・ヒル。また、ともに在籍2年目のマリ代表MFイヴ・ビスマ、ブラジル代表FWリシャルリソンについてもオファーの金額次第で今夏の退団を容認する可能性があるという。

 昨年夏の移籍市場では多額の資金を投じ、イタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオやオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、イングランド代表MFジェームズ・マディソンら即戦力を獲得したトッテナム。彼らがチームの中心部分を担い、今シーズンのチームを支えていることを考慮すると、今夏の移籍市場でも戦力拡充に乗り出したいところだろう。