今シーズンのマンチェスター・シティは開幕直後こそ昨季のように圧倒的な強さを誇っていたものの、昨年10月30日に行われたカラバオ・カップ(EFLカップ)4回戦のトッテナム戦(●1-2)を機に、不安定な戦いを強いられている。これはCLにおいても同様で、リーグフェーズ第3節スパルタ・プラハ戦(○5-1)までは2勝1分と悪くないスタートを切ったが、その後は今月22日に行われた第7節パリ・サンジェルマン戦(●2-4)まで1分3敗と未勝利が続いた。突破のためには勝利が絶対条件のなかで迎えた最終節、クラブ・ブルッヘを3-1で破ったことで敗退は免れ、22位でリーグフェーズを終えた。
だが、決勝トーナメントプレーオフでは11位もしくは12位のチームと対戦することとなり、マンチェスター・シティが引いた相手は昨季王者のレアル・マドリード。4シーズン連続、直近10シーズンで見ると6回目の対戦が決まっていた。
一昨シーズンの王者と昨季のチャンピオンが相まみえる一戦を前に、R・ディアスは「レアル・マドリードはCLで最も手強いライバルのひとつだ。僕らの目の前に立ちはだかる相手がどんなクラブなのかはよくわかっている」と警戒を口にする。「今大会において、最もタフな試合のひとつになるだろう」と語った。
昨季、マンチェスター・シティのCL2連覇を阻んだ相手もレアル・マドリードだった。敵地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われたファーストレグは撃ち合いの末に3-3のドローで終わったが、ホームに戻ってきたセカンドレグ、1-1で突入したPK戦の末に敗れ、マンチェスター・シティはベスト8敗退という結果に終わっていた。
2020年夏に加入したR・ディアスにとって、CLでのレアル・マドリード戦は今回が4回目。昨季の対戦を振り返ったR・ディアスは「メンタル面でも非常に難しかった。
マンチェスター・シティがホームにレアル・マドリードを迎えるファーストレグは、日本時間で11日の29:00(12日の5:00)にキックオフを迎える。